こんにちは、hayanemiです。絵本ソムリエという資格をご存知でしょうか。ソムリエのイメージってレストランでいうとワイン選びを手伝ってくれるエキスパートのことですよね。
絵本ソムリエはどんな仕事に生かせる資格か、どうやって取得するか、他に類似の資格はあるかなどの疑問にお答えしていきます。
絵本ソムリエってどんな資格?
「絵本ソムリエ」は国家資格ではありません。
狭い意味での「絵本ソムリエ」はNPO法人南阿蘇えほんのくにが開催する年に7回の絵本ソムリエ講座を受講することで絵本ソムリエ修了証をもらった人のことを指すようです。
受講料は1回500円
とても手頃で、試験もありませんのでとても取りやすい資格といえるでしょう。2020年度には絵本作家の先生を招いた講座があったようです。
また初心者向け講座や、季節の絵本講座、ブックフィルムかけ講座など興味深いものも多く、受講の価値も高いといえるでしょう。
絵本ソムリエの資格取得のネックは受講場所。開講されているのは熊本県の南阿蘇村のみ、月に1回平日の開催のみです。
正直なところ、熊本近郊にお住まいの方以外は通うのが難しいというのが実情かも知れません。
その場合は後述する絵本専門士や絵本よみきかせマイスターなどの資格を持っていたり、保育士や幼稚園教諭、司書などの経験を生かして活動していることが多いようですね。
仕事はどんなことをするの?
さて、「絵本ソムリエ」はどんな仕事をするのでしょうか? 絵本ソムリエという専門の職業はありませんが、仕事としてはどう活かせるのでしょうか?
しかし、絵本ソムリエの資格や知識は
- 読み聞かせ
- 年齢や季節、趣向に合わせた絵本の選び方
- 絵本の手入れ
など多岐に渡ります。それらを今ある職業に活かすことは十分可能です。
例えば、保育士や幼稚園の先生などは日々の読み聞かせや絵本選びに絵本ソムリエの知識を役立てることができますよね。
また、図書館司書や書店員の仕事でも絵本の扱い方を知っていれば商品価値を高めることにつながりますし、お客様一人一人に合わせた絵本選びのサポートもできるようになるでしょう。
読み聞かせの技術も、店舗でイベントなどをするときに活かすことができそうですね。 その他にも、フリーで読み聞かせの活動をしたり、YouTubeで読み聞かせチャンネルを持ったり、ブログやウェブマガジンで絵本の紹介をしたりと活動の幅は自分次第で広げることができるといえるでしょう。
価格比較や口コミ
通うのがなかなか難しい絵本ソムリエの資格ですが、他に絵本に関連した資格はあるのでしょうか?それぞれ価格や難易度の比較もしていきます。
絵本専門士
これは国立青少年教育振興機構が設けた資格で、
取得するためには「絵本専門士養成講座」を受講する必要があります。
受講するのにも条件
- 保育士や幼稚園教諭などの資格
- 3年以上の実務経験
などの条件をクリアして選考を通過した人だけが受講することができるという難関資格となっています。
受講料65,000円(全5回)7/20現在
手頃とは言えないですし、取得も難しいのですが、専門性が高くまだ日本に280人しかいない絵本専門士になれるのは魅力的ですね。
「絵本よみきかせマイスター」
一般社団法人JAPANが作った資格
全4回の認定講座を受け、試験に合格すると取得可能
受講料は85,800円+プレ講座(11,000円)の受講が必須
手頃とはいえない価格ですが、講座内容は充実しているようです。読み聞かせの技術はもちろん、読み聞かせセラピーの体験や、セルフイメージの向上など自分の精神面にもアプローチできる内容となっています。
口コミ

絵本の読み聞かせのテクニックだけでなく、自分の内面と向き合うプログラムにより、自身の肯定感を高め、未来の理想像を確立することで、ありのままの私で良いのだという工程を学ぶことが出来ました。
引用元:JAPAN絵本よみきかせ協会 https://www.japan-ehon-yomikikase.com/course/meister/
まとめ
ここまで、絵本ソムリエという資格について、取得方法や仕事の内容についてご紹介してきました。 子供たちの成長に欠かせない絵本。時間が経ってもその魅力は色褪せることなく、大人になった私たちの心も癒してくれます。
時間に追われがちな時代ですから、たくさんの絵本の中からぴったりの一冊を選びたい人も増えてきています。絵本ソムリエはそんな絵本について学び、仕事や子育てに活かすことができる資格です。
絵本ソムリエをはじめとした絵本に関わるさまざまな講座を受講し、知識を深めていくのもいいかもしれませんね。
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